世界には言葉の通じないコミュニケーションが存在します。
実は、この言葉によらないコミュニケーションの割合の方が、断然多いのです。
動物がご飯を欲しがる時、言葉でご飯をください!とは言いません。
しかし、お腹すいてるのかな?と思い当てることができます。
赤ちゃんがぐずる。おむつかな? 眠いのかな? と母親は思い当てるのです。
では、赤ちゃんに安心してね。って伝えたいとき。
動物に大丈夫よ。って伝えたいとき。
どうしますか?
言葉では伝わらないでしょう。だから、抱きしめたり、なでたり。
言葉ではないコミュニケーションで伝えます。
自分の中の不安や情動に対して、言葉は通じますか?
明日、試験があって不安な自分。頭では勉強をしたし、落ちることはないと分かっていても、
言葉で自分の不安をなくすことはできますか?
一目惚れしてしまった相手を思い過ぎる。頭では冷静になれと自分に
言い聞かせるけれど、思いをコントロールすることはできるでしょうか?
知性では感情や欲望をコントロールすることは難しいのです。
まして、誰かに言われて不安や情動を止めることはもっと難しいです。
そこで、役にたつのが 『香り』です。
意識して用いれば、不安やストレス、衝動を和らげることができます。
意識して!というところが肝心。
不安な自分の心に、自信を取り戻すように、
ラッシュする自分を冷静にするように
香りをつける。
赤ちゃんや動物など言葉が通じないコミュニケーションの場合も
香りはとても有効です。
愛してるよ、大丈夫よの気持ちを香りに込めて、言葉ではない方法で伝える。
言葉に頼り過ぎないコミュニケーション
言葉のその奥の真意を通わせるコミュニケーション
心の豊かさとは、ここにヒントがあるのではないかと思います。
マルセイユ・タロットも視覚言語。言葉以上にイメージで事態を伝えてくれます。
脱・言語。
最近の自分の中のポイントです。
香りは物言わぬ植物たちの豊穣な会話かもしれません。