桜の花の見ごろは短いけれど、

他の人の人生とチャートをいつもいつも照らし合わせて
見させていただいているわけですが、
ほんとうに宇宙の意図は隅々まで働いて、無駄もなく美しく驚きです。
人間サイドからすると、残酷で容赦ないときもあるのですが、
それを耐え抜いた人だけが到達する美しい世界があると確信します。

寒い冬がないと桜は咲かないそうです。
温暖化が進むと、桜も咲かなくなるのでしょうか?

先日、引退したイチロー選手が引退会見の時に、
試合にでることがないのに、選手と同じ練習メニューを1年以上に渡って
やっていたことについて、自分を少し誇れるようになったと
話していました。

彼はまた、成功するからやる、うまくいくからやるということでは
後悔を残す。やりたいからやる。だから壁を越えられる。
とも話していました。

花が咲いていない時間をどう過ごしたか?
他人には見えない時間をどう過ごしているのか?

偉業をなしとげた方の人生を見ていると、そこがカギだと思うのです。

桜の花は愛でるけれど、木を一年中愛でる人はいない。
でも桜はずっと桜として存在している。
だれも愛でてくれなくても、だれにも気づかれなくても
日常をどう生きているか。

花は、冬を越えたら自然と咲きます。
咲かせるものではないのだなぁ。と当たり前ですが思います。
だれにも知られず見事に咲いている花もあります。
誰がみているか、評価してくれるかは関係ないですね。

マルセイユ・タロットの「I 仕事師」は手に白い花のつぼみを持っています。
いつか開く可能性。どんな花が咲くのかはお楽しみです。

それにしても、最近の星の作り出す冬は厳しいと感じているのは
私だけですか?

小さくて清らかな花も魅力的です。
光溢れる春を楽しみたいと思います。