「占い」とは

タロットカード

占いという字は卜と口から成り立っています。

卜という字はかつて亀の甲羅や動物の骨などを火に入れて、できた割れ目の相で農作物の出来具合や戦争の情勢などを占う。という占いそのものを表す字と同時に「選択する」という意味も持ちます。

年の初めにその年の農作物の出来高を予想し、準備をするために占いを行いました。
当たったとか、当たらなかったではなく、その年の初めの相を観ることで、目に見えない裏の状態を把握するためのものでした。

「うらなふ」とは、裏と表を縄のようになう綯うという意味を持ちます。
カバラーでは表は全体の1%。目に見えない裏は99%と教えます。現実を把握するということは目に見えることだけをいうのではなく、この裏の部分をどれだけ把握するか、ということが大事になります。
古代の人々はそれが分かっていました。
うまくいくかどうかではなく、裏の把握をすることが「占う」ことの意味です。
裏の状態を把握できて、初めて正しい選択ができるようになります。それが卜という字です。

目に見える現状、それを見ている自分の感情、見えない部分の現状、自分では見えない本当の霊魂の自分。
占うということは、選択をする上で使っていくものです。
そして自分の選択は自分自身でしなければ、行動に移すことができません。
決意というのはそうして出来ていきます。

占いを使う。それは決意をし、行動するということと同じです。
人生は有限です。迷っている暇はないのです。
タロットや占星学を使って、ぜひ自分を育ててください。