天然と人工

先日たまたま観た情報番組で、グロウンダイヤモンドなるものを放映していました。

人工のダイヤモンドだそうです。
構造的にも作り方も地中で高温高圧の中で作られる通りに機械で作っているということでした。

鑑定家が目視しても、ダイヤモンドかどうかを判定する機械でも
正真正銘のダイヤモンドだそうです。

ただ、天然と違うのは紫外線を通してみると、純粋すぎて透明過ぎるので
人工であると分かるそうです。

天然のダイヤモンドは冷えてく過程で、不純物を内包しているので、
紫外線を通せば、影ができるということ。

エッセンシャルオイルも同じだと思いました。

今、化学的な方法でアロマオイルは人工的に香りを合成したり、
有効な成分だけを抽出して混ぜたりと、一見、素人には天然であるかどうかを
知ることが難しい状況です。
そしてそれらは、あたかも天然の顔をして、まるで同じような香りを放つのです。

しかし、天然のオイルは採取した年によって、栽培した土地によって、微妙に違いがあります。
その咲いた世界の空気そのものを内包してオイルとなっていくのです。
そんな微妙な違いに敏感でありたいと思います。

天然のダイヤモンドが持つ内包する不純物の影が、実は天然であるという証明ならば
きっと影こそ本物を作るのでしょう。

その影を感じる。それがきっと天然と響き合う態度なんだと思います。