アストロロジーの研究会で…。天王星についての学び

イシス学院では毎月、各分野ごとに研究会があります。
月の一番初めの研究会はアストロロジー研究会です。
そのアストロロジー研究会で、2ヶ月前のテーマが「天王星」でした。

天王星は占星術の中では近年、加えられた惑星です。

近年と言っても、発見されたのはフランス革命の頃。
その時の標語「自由・平等・博愛」が天王星のイメージとされています。

それまで王道であったものから、コロンと逸脱するイメージを持つ天王星。

そこから革新・テクノロジー・革命など斬新であることの象徴。
そして独自性・ユニークであることを表していると言われています。

独自性は、時として「他と違う」ということを主張して、存在しようとします。

研究会で先生が、この「他と違う」ということを勝ち取り、革新になった後、人の中にはそれを王道にしようという作用が働く。とおっしゃっていました。

革新と呼ばれているものが大勢に支持されると、それが保守になり、革新ではなくなることがよくあると。
また、自由・平等・博愛のはずが、その集団の中で厳しいヒエラルキーができるようになると。

他と違うことを主張せず、王道になり替わる願望を持たず、真の姿であり続けるという努力を天王星は教えているのかもしれません。

みずがめの支配星が天王星ですが、かつては土星が支配星でした。

土星の強制力のようなものは天王星にも感じられます。

みずがめはししの180度反対にあるサイン。
ししが王道、保守としたら、革命といえるみずがめの位置。

自分がユニークである、独自である。と主張する根拠は、自分が王道と思っているものに対しての反抗でしかないのかもしれないと感じるのです。
時に、自由・平等・博愛は使うのがとても難しい概念であると痛感します。

違いを主張したくなる言葉を言わない。言葉で違いを作らない。

言わなくとも、違うものとしてあることができる。

天王星は7年のおひつじ時代を終り、おうし時代に突入しました。

違うこと同じこと 保守と革新 アナログとデジタル 人とAI

変わるものと変わらないもの

変えてはいけないもの

変わりゆくものがいつも良いとは限らないのです。
しかし、ただの固執になったら、周りに迷惑をかけることになります。

流れの中で、変わらずあることもユニークでいることだと思います。
流れているのに、ユニークであること。それはどんなでしょうか?
自ら違いを主張せず、力を誇示せず、あるがままですでにユニークなのではないかな?

答えは相変わらず出ないのですが。

いろいろなことを考えさせられる研究会でした。